私流の描き方

スタイル1   よく見て描こう

月下美人がさいた夜の出来事

 

真夜中に夢中で絵筆をとらざるを得ない

だって朝方にはしおれてしまうのだ

こんなときは

花に向かい合い

語りかけながら

芳しい香りをいただきながら

描き上げる

よく見て描こう

スタイル2 まず水だけで紙面潤わせて

一枚の水彩画 ハワイヒルトンホテルロビーに咲く花
一枚の水彩画 ハワイヒルトンホテルロビーに咲く花

水を使いこなす

 

水彩用の画用紙のザラザラした面に

水をつけるとどうなるか?

実験してみて→沁み込んでいきますよね

このことを忘れない。

左の水彩画は

ヒルトンハワイアンビレッジの

解放的な素敵なロビーの壁面に

垂れさがって咲いている

「モーニングフラワー」。

かなり水を使って

速攻15分で描きました

今年もいけるといいナ

 

スタイル3 デッサンは一筆書きの気持ちで

一枚の水彩画 サントリーが開発した紫色のカーネーション
一枚の水彩画 サントリーが開発した紫色のカーネーション

◇デッサンは

色を着ける場所の目安 

迷わずすっきりと  

 

油絵の具は

前に塗った色は次に塗られた色で隠れて画面には現れない

ところが 透明水彩画は

最初に塗る色は

最後に塗る色をイメージしながら

頭の中で組み立てて

色を順々にかさねてい く

下の色も鉛筆やペンの線も

画面に残る

                                一筆書きのつもりで

                                                                                                                   相手をみつめて線を引き続ける

 

スタイル4 愛と感謝を込めて描こう

湯河原ゆうゆうの里に

育まれた一輪の牡丹

 

一気に描く

出来るだけ「水」と仲良く

滲みを意識しながら

 

湯河原から東陽町に

庭の南斜面に丹精した牡丹。

いさぎ良く切って

下ったS氏だった

   心から愛と

 感謝を込めて描いた